外国人入居者を受け入れるべき?大家さんの疑問と不安を解決!

増え続ける外国人入居者

日本に住む外国人の数は年々増加しており、「今まで外国人の入居をなんとなく断ってきた」という大家さんであっても、考えを見直さないといけない時が来るかもしれません。

現在日本には200万人の外国人が住んでおり、グルーバル化に伴いこの数は今後益々増えていくでしょう。

外国人生活者の200万人を潜在的顧客と捉えるのか、入居者リストから排除してしまうのかで、賃貸経営も大きく左右されます。

「外国人を受け入れると、トラブルに発展するのではないか?」

「外国人を受け入れた大家は苦労していると噂を聞いた」

「外国語がわからないので不安」

このように、外国人の受け入れに対して、不安や疑問をお持ちの方も多いはず。

そこで今回は、外国人入居者に関する噂や実際に起きた問題から、外国人入居者の受け入れを考えていきましょう。

 

外国人入居者に関する噂

外国人入居者はゴミ捨てでトラブルになりやすい?

日本に来て間もない外国人入居者が、日本のゴミ出しルールを知らないのは当たり前。

日本でのゴミ出しでは、分別の仕方からゴミを出すことができる曜日・時間帯が決まっている上に、自治体によっては、かなり細かくゴミの分別を指定しています。

しかし、それを知らない外国人入居者は、好きな時に無分別でゴミを出してしまうのです。

日本人の入居者が注意しても言葉が分からず、ゴミの出し方が直らないため、トラブルに発展しやすいのは事実だと言えるでしょう。

その反面、ゴミ出しのトラブルは、あらかじめ外国人入居者にきちんとゴミ出しのルールを理解してもらうことで防げる簡単な問題。

確かにゴミ出しに関するトラブルは多いですが、やり方をきちんと教えてあげれば良いだけの話なのです。

 

外国人入居者は毎晩パーティーばかりでうるさい?

外国人は毎晩のように大音量で音楽を鳴らし、家でパーティーを開く…というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

しかし、これは全くの偏見です。

日本人でも毎日のように飲み歩き、クラブに行くことが大好きな「パリピ」はそう多くないでしょう。

外国人も毎日パーティーするほどの「パリピ」は少ないです。

外国人の中には家で静かに読書をすることが好きな人もいるので、「外国人は皆パーティ好き」はただの偏見に過ぎません。

性格や趣味はそれぞれ。そのため外国人入居者の中には、日本人入居者より静かに暮らす人もいます。

もちろんパーティーが大好きな外国人もいますが、もし騒音が気になるようですと、最初に部屋で大音量の音楽をかけることや10人以上を部屋に呼ぶことを禁止するなど禁止事項を設けましょう。

 

外国人入居者は部屋の又貸しをする?

海外では賃貸で借りている部屋を、知り合いを又貸しさせるということもしばしばあります。

海外では又貸しを禁止していることが少なく、珍しいことではありません。

外国人は大家に無断で、気軽な気持ちで又貸ししてしまいます。

日本では原則又貸し禁止なので、物件の引き渡しをする際は、本人が必ず住むことを約束させましょう。

 

外国人入居者が済むと部屋に独特の匂いがつく?

「外国人は日本人とは違う食べ物を好むので、部屋に独特の匂いがつくのでは…」と心配される大家さんもいます。

しかし、日本で調達できる調味料や食材でしか料理を作ることが難しく、外国人が入居した途端に独特の匂いがついてしまうとは限りませんし、部屋の匂いは国籍と料理習慣にもよって変わってきます。

しかし、外国人入居者の多い大家さんの中には、外国人のみ家賃を少し高く設定し、家賃の差額分を退去した際に部屋の匂いを消すための消臭作業費に回すという対策を行っている人がいるのも事実です。

 

外国人は家賃を滞納する?

「外国人は日本人と比べ約束を守るという意識が乏しいため、外国人入居者は家賃を滞納しがち」だと考える人がいますが、これも誤解です。

海外では家賃の不払いを行うと即退去させられることがほとんど。

そのため、家賃はきちんと支払わなくてはならないという意識が非常に強いのだそう。

もし家賃の未納が気になるのであれば、外国人専門の保証会社への加入を義務付けることも可能なので、検討してみるのも一つの手です。

 

外国人入居者に関する噂まとめ

外国人入居者の中には日本のルールを知らない人も多く、入居に関する説明だけで多くの時間を費やしますが、外国人入居者の多くが慣れない日本の地で、新しいルールを守って生活しようと心がけています。

そのため、ルールさえ日本人側がきちんと教えてあげれば、そのルールを守った上で生活をしてくれるはず。

ルールが守られていないのは、そのルールを知らないか、理解ができていないかだけなのです。

外国人入居者は日本人入居者と違うことが多いので、入居説明だけでも時間がかかるのも事実ですが、分からないことをすぐに聞ける仕組みさえ作っておけば、外国人入居者が他の入居者に迷惑をかけることも少ないでしょう。

最近では、管理会社の中には、外国人入居者向けに英語のできるスタッフを配備したり、数カ国語に対応した入居マニュアルを用意している会社もあります。

 

外国人入居者を受け入れるメリット

外国人入居者を受け入れて空室率改善

入居条件を緩和し、外国人の受け入れを開始すると、その分入居対象者が増える確率が高く、空室率の改善に役立ちます。

日本政府は外国人労働者の受け入れに積極的なため、日本に住む外国人も増え外国人の賃貸需要は年々高まっているのです。

しかしそれでもなお、外国人を入居可能としている賃貸物件は少なく、需要に供給が追いついていません。

そのため、積極的に外国人を受け入れることで、立地が悪い物件や建物の老朽化が進んだ物件でも、空室率を改善させることができるのです。

 

外国人入居者の知り合いを紹介してくれる

外国人が日本で賃貸物件に入居することは、簡単ではありません。

そのため外国人入居者の知り合いには、部屋を探しているけど中々入居審査に合格できないと困っている外国人が多いのです。

そうした知り合いに、「私の住んでいる物件なら入居できるよ!」と、声をかけ紹介してくれるケースも少なくないので、一人の外国人を受け入れると、他の部屋の空室も知り合いの外国人でどんどん埋まります。

知り合いを紹介してくれるのは、日本人入居者にはあまりない外国人入居者独自のメリットです。

 

外国人入居者は家賃を相場より高く設定できる

外国人入居者の賃貸需要と物件の供給バランスは、均衡しておらず、需要が上回っています。

そのため多少家賃を相場より高くしても、入居してくれる外国人が多いのです

また家賃を高くすると、その費用で外国人向けに英語の入居ガイドを作ったり、退去時に部屋の消臭作業費として使えるので、外国人入居者の受け入れに必要な費用を、家賃からペイすることができます。

 

外国人入居者は短期間の入居ニーズも高い

外国人は日本人に比べ、社会人のお休み期間が長いのが特徴。

「数ヶ月間だけ日本に住みたい」という賃貸ニーズも高いのです。

家具家電付き住宅は特に人気ですが、家具家電なしでの物件でも荷物を置いておくために契約したり、寝袋を持参して生活するので大丈夫という人もいます。

特に今はホテル不足でホテルが割高であったり、満室でホテル難民にもなりやすいので、毎日の寝床を確実に確保できる賃貸住宅をあえて借りる人も珍しくありません。

入居条件を緩和し短期貸しを可能にすると、空室も埋まりやすくなります。

 

外国人入居者はユニットバスでも気にしない

外国人の多くは、日本人のように毎日湯船に浸かるという習慣があまりありません。

日本人は「湯船に浸かりたい」という要望が強い傾向にあるため、ユニットバスの賃貸物件は嫌煙されますが、外国人はユニットバスでも全く気にしません。

 

外国人入居者は築年数をあまり気にしない

欧米には日本のようにどんどんと新築物件を建てるという文化があまりないそうです。

新築物件はマレで、何十年も前に建てられた家をリフォームし住み続けるという生活スタイルが一般的なんだとか。

そのため日本のように”新築物件は無条件で人気で、中古物件は人気が下がる”ということはありません。

多少古い物件でも気にせず住んでくれるので、空室率が高めの中古物件は外国人入居者可にしてみるのも一つの手です。

 

外国人受け入れ時の注意点

礼金を取る国は少ない

日本で賃貸物件を借りる際には、礼金を支払うことが一般的ですが、諸外国には礼金というシステムがほとんどありません。

礼金はいわゆる”大家さんに対するお礼のお金”ですが、保証金や敷金を支払って更にお礼まで払わなければいけないことに、戸惑う外国人も多いのです。

礼金のシステムは、戦前に定められた「地代家賃統制令」が由来になっており、家賃の値上げが難しくなった代わりにお礼として先にお金を渡すことが始まりなんだそう。

外国人入居者に礼金に関する説明しないと、トラブルになってしまう可能性が高いので注意しましょう。

 

更新料は日本独自のルール

礼金と同じように更新料も日本独自のルールです。

「契約が長くなることは大家にとってもメリットなのに、どうして契約を更新すると費用を支払わなくてはいけないのか」と理解できない外国人も多いんだとか。

外国の場合、”契約が更新されると、お礼に家賃を1ヶ月無料にする”なんてケースが一般的。

更新料のシステムも最初からきちんと説明を行い、理解させた上で契約しないと、後々トラブルに発展しかねません。

日本には外国にはない賃貸事情があることを、きちんと外国人に説明できる不動産仲介会社に仲介を依頼することも大切です。

 

外国人入居者受け入れで、収益アップ

外国人入居者は日本人と文化や常識の違いが大きく、入居時には手間がかかることも少なくないでしょう。

しかし、入居時にしっかり説明を行い不明点をいつでも連絡するよう伝えれば、トラブルも回避できるはず。

外国人入居者は勝手なイメージや誤解で大家から敬遠されがちですが、実際はただの偏見であることがほとんど。

空室率にお悩みの大家さんは、外国人受け入れも視野に入れてみると良いでしょう。

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